9月28日(土)、4位広島に勝利したジャイアンツはマツダスタジアムで4年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。
阿部新監督率いる読売ジャイアンツ優勝を決めた試合と共に、今シーズンを振り返る。
4年ぶりのセリーグ制覇
阪神との一騎打ち状態が続き、一瞬の狂いが優勝を遠ざけてしまうような今期セリーグの優勝争い。
そんな中、優勝へのマジックナンバー「1」と大手をかけて迎えた28日の広島戦。
先発は今シーズン24試合に先発登板しここまで15勝、3完投、防御率1.67を納めている菅野智之。
そんな菅野をリードするのは小林誠司。
スガコババッテリーで優勝を掛けた試合に挑んだジャイアンツ。
今シーズンはスタメンを外れる試合もあったジャイアンツの顔ともいえる坂本勇人も5番サードでスタメン出場。
試合序盤はお互い譲らず0-0。
試合中盤、4回表に巨人門脇のタイムリーで先制するが、その裏にカープ菊池のタイムリーで同点に。
5回を終えた時点で1-1の同点。
しかしここからジャイアンツの猛攻が始まり、6回にはキャプテン岡本と、小林のタイムリーで2点勝ち越し。
7回にも岡本の2点タイムリーツーベースと、増田のタイムリーで3点追加。
試合は決まったといっても過言ではなかったが、ジャイアンツの優勝への執念は収まらず、9回には坂本、増田のタイムリーでダメ押しの2点追加。
菅野は8回119球1失点でマウンドを降り、高梨にマウンドを託す。
外野フライとピッチャーゴロで2アウトを取り、守護神大勢へとバトンをつなぐ。
最後は末包をセカンドごろに抑え3アウト。
今年で90周年を迎えたジャイアンツは見事4年ぶりのセリーグ優勝を決めた。
今シーズンの読売ジャイアンツ
2019、2020年と2連覇を果たしたが、2021年には3位、2022、2023年には4位とBリーグという結果に終わった原辰徳監督率いるジャイアンツ。
そんなチームを変えるべく、今シーズンからは阿部慎之助監督が新監督に就任した。
チームには現役時代共に戦った長野久義が、2023シーズンからジャイアンツに戻ってきている。
2024シーズンのチームスローガンは「新風~GIANTS CHALLENGE~」
90周年という伝統ある球団に新しい風を吹き込むという意味が込められている。
そんな新生ジャイアンツを引っ張るのはキャプテン岡本和真。
主将2年目のシーズンで142試合、76勝、59敗、7分、2位阪神とのゲーム差は3とし、見事優勝を果たした。
ビールかけ
優勝球団にだけ与えられる祝杯の権利。
阿部慎之助監督のあいさつで始まり、ビールかけ乾杯の音頭を務めたのはキャプテン岡本和真。
そして、大城卓三選手会長による中締め。
最後は一本締めでチームの指揮が高まって終了した。
今シーズンも残り1試合。その先に目指す先は日本一。
2019、2020シーズンは日本シリーズ進出はしているものの、福岡ソフトバンクホークスを相手に2年で8連敗。
日本シリーズでの屈辱を果たすため、まずはクライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズ進出を決めたいところだ。
まとめ
90周年という節目に、見事果たしたセリーグ制覇。
読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークス、セリーグ・パリーグ共に4年ぶりのリーグ優勝を決めた今シーズン。
4年ぶりとなる日本シリーズでの直接対決は見れるのか。
今後も日本球界から目が離せない。
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