オリックスバファローズの安達了一選手兼任内野守備・走塁コーチが今シーズン限りでの現役引退を発表した。
国指定の難病と闘いながらも守備職人としてチームを支え続けたベテランのこれまでを振り返る。
引退発表
オリックスバファローズは9月11日、安達了一選手兼任内野守備・走塁コーチが今シーズン限りで現役引退することを発表した。
前日10日にはT-岡田選手の引退会見が行われており、チームを支えてきたベテラン野手2人が同時に退団することになった。
球団によると、安達選手の引退記者会見は後日行われるとのことで、球団公式ホームページや球団公式YouTube、SNS等で公開されるという。
プロフィール
安達了一(あだち りょういち)
出身 群馬県高崎市
生年月日 1988年1月7日
身長・体重 179cm・80kg
ポジション 内野手
投打 右投右打
経歴 群馬県立榛名高校→上武大学→東芝
ドラフト 2011年オリックスバファローズドラフト1位
在籍 2012-2024 オリックスバファローズ
オリックス一筋13年
2011年にドラフト1位でオリックスに入団した安達選手。
プロ1年目から50試合に出場し、2年目には131試合、3年目には自己最多の143試合に出場し、守備の名手に。
日本球界においてもう一人名手で有名、2023WBCにも出場していた源田壮亮選手の憧れでもある安達選手。
2021シーズンからは高卒ドラフト2位で入団した紅林弘太郎選手にショートを譲り、自身はセカンドでの出場がメインに。
名手と共に守った二遊間。紅林選手の成長は著しかった。
このような若手の成長もあってか、2021年にはオリックスバファローズが25年ぶりの優勝。
安達選手が大きく貢献したことは言うまでもないだろう。
国指定の難病
”潰瘍性大腸炎”
プロ5年目の2016年、国が指定する難病「潰瘍性大腸炎」が発覚した。
プロという厳しい世界で戦うことに加え、食生活などグラウンド外でも多くの苦悩があったことだろう。
それでもグラウンドに立ち続け、守備の要であるショートを守り、チームに貢献し続けた。
プロ13年間の通算成績は、1175試合に出場、打率2割4分4厘、36本塁打、325打点、127盗塁。
難病と闘いながらも第一線で活躍する姿は多くのファンを魅了した。
今シーズンのオリックスバファローズ
2021年からリーグ3連覇を成し遂げたオリックス。
オフシーズンには絶対的エース・山本由伸がメジャー挑戦。
4連覇を目指して走り出したがそう甘い世界ではなかった。
今シーズンはここまで126試合58勝65敗3分と苦しいシーズンになった。
主力のメジャー挑戦やベテランの引退が続く中で、フレッシュなオリックスの躍動に来シーズンは期待したい。
まとめ
オリックス一筋13年、安達選手が残したものは数字以上のものがあるだろう。
さらに、なにわ男子好きを公表している安達選手。
なにわ男子の藤原丈一郎さんきっかけで、”オリックス×なにわ男子”のファンが増えたようにも感じる。
自身の登場曲にはなにわ男子のダイヤモンドスタイルも起用しており、オリ姫(オリックスを応援する女性ファンの総称)を増やした立役者ともいえるのではないだろうか。
名手としてはもちろん、様々な形でチームを支えたベテラン内野手。
安達選手の今後は、、、。
まずは「お疲れさまでした」とお伝えしたうえで、これからの活躍にも期待したい。
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