千葉ロッテマリーンズは10月22日、井上晴哉選手が今シーズン限りで引退することを発表した。
プレーはもちろん、「アジャ」の愛称でも親しまれた井上選手のプロ11年間を振り返る。
引退表明
千葉ロッテマリーンズの井上晴哉選手が22日、引退を表明した。
今シーズンは1軍での出場機会はなく、2軍では79試合41安打4本塁打22打点の成績だった。
井上選手は引退に関して以下のようにコメントしている。
「プロで11年間、もうちょっと出来たかなと思う部分もあります。 特に99打点をあげた18年。あと1打点で100打点だっただけに悔しい気持ちはありましたが、その辺も自分らしいかなと今は思います。 色々な経験をさせていただきましたが、すべてマリーンズでないと経験できなかったことばかりだと思います。 こういう経験をさせていただいた監督、コーチの皆さま、いつも支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。 そしてなによりもいつもボクの背中を押してくれたファンの皆さま、ありがとうございました。皆さまとの素敵な思い出を胸に、アジャ井上は気持ちよく引退します。ボクはマリーンズが大好きです。ごっちゃし!」
球団の発表によると、11月17日(日)にZOZOマリンスタジアムで行われるファンフェスタ「MARINES FAN FEST 2024」で井上選手の引退セレモニーが行われるとのことである。
プロ11年間
大学卒業後、日本生命で社会人野球をし、2013年のドラフトで千葉ロッテにドラフト5位で入団した井上選手。
女子プロレスラーのアジャコングに似ていることから愛称は「アジャ」としてファンから親しまれた。
プロ1年目の2014年には36試合に出場し95打数20安打2本塁打9得点の成績を残した。
2年目はわずか5試合に出場、2016.2017年も35試合となかなかレギュラーを獲得できずに苦しんだ。
しかし、2018年には133試合に出場し、139安打24本塁打59得点、打率は.292と数字を残すと、翌年も129試合に出場し、108安打24本塁打60得点、打率は.252と2年連続のキャリアハイ。
2020年も113試合に出場し、92安打15本塁打44得点、打率.245の数字を残した。
しかし翌年2021年には23試合と出場機会が激減。
2022年は60試合、2023年は開幕4番は勝ち取ったものの32試合とそのままレギュラーに定着できることはなく、結果も残せなくなった。
そして今シーズンは1軍での出場機会がなく、1年間2軍で過ごした。
プロフィール
井上晴哉(いのうえ せいや)
出身 広島県
生年月日 1989年07月03日
身長・体重 180cm・115kg
ポジション 内野手
投打 右投右打
経歴 崇徳高校→中央大学→日本生命
ドラフト 2013年千葉ロッテマリーンズドラフト5位
在籍 2014-2024千葉ロッテマリーンズ
獲得タイトル
月間MVP:2018年7月度
スカパー!サヨナラ賞:2020年10月11月度
スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞年間大賞:2020年
まとめ
過去にはロッテの4番・主砲としてチームをけん引してきた井上選手。
ファンフェスタでの現役最後の勇姿を目に焼き付けたい。
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