2024年の漢字は「金」に決定。
オリンピック・パラリンピックで多くのメダル獲得や裏金問題など、今年の漢字と共に1年を振り返る。
今年の漢字
今月12日、京都府の清水寺において今年の漢字が発表され、2024年は「金」に決定した。
元日に起きた能登半島地震。
2日に起きたJAL旅客機と海上保安庁の航空機の衝突事故。
次々と続く闇バイトによる事件。
あらわになった政治資金裏金問題。
振り返るとお正月から大変な思いをされた方も多かった2024年だったが、その一方で嬉しい、前向きなニュースも多くあった。
オリンピック・パラリンピックにおける選手のご活躍や大谷翔平選手のメジャーでの活躍。
新紙幣の発行。
数々の出来事があったが、良いニュースも悪いニュースも「金」にまつわる内容の多くが話題になった1年。
1位となった「金」は12,148票を集めた。
2位以下の漢字も「災」「翔」「震」「新」など、上記記載の出来事にちなんだ今年を象徴するような漢字が並んでいる。
他にもコメの価格高騰にちなんだ「米」が10位、ウクライナとロシアなど海外での戦争が続いていることによる「戦」が20位にランクインしている。
オリンピック・パラリンピック
パリ2024オリンピックで、日本は45個のメダルを獲得。
男子体操の岡選手や柔道の阿部選手など、全45個のうち半数に迫る20個の金メダルを獲得した。
パリ2024パラリンピックでは全41個のメダルを獲得。
そのうち14個が金メダルと、オリンピック・パラリンピックともに多くの選手が躍動した一年であった。
佐渡金山が世界遺産に登録
2024年7月27日に新潟県佐渡島の金山がユネスコ世界遺産委員会において、世界文化遺産に登録された。
佐渡島の金山は、佐渡金銀山を代表する「西三川砂金山」「相川鶴子金銀山」の2つの鉱山で構成されている。
日本最大の金銀山である佐渡金山には400年もの歴史がある。
江戸時代には小判の製造、明治時代には模範鉱山として近代化に貢献、日本最大の金銀山として発展を続けていたが、1989年に資源枯渇により幕を下ろした。
現在では佐渡金銀山の概要がわかる「きらりうむ佐渡」などの見学施設もあり、より分かりやすく当時の様子や価値、魅力を感じることができるようになっている。
佐渡金山を堪能できる観光コースなどもあるようなので是非この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。
新紙幣の発行
7月3日には20年ぶりに新紙幣が発行された。
新しい顔に選ばれた3人は一体どんな人物だったのか簡単にご説明。
一万円札
福沢諭吉→渋沢栄一
渋沢栄一は明治時代から大正時代にかけ、およそ500もの企業に携わったとされ、「日本資本主義の父」「実業界の父」「金融の父」と言われている。
日本で初めての銀行、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)を創設。
著書「論語と算盤」は今もなお多くの人に読まれ続けている。
五千円札
樋口一葉→津田梅子
津田梅子は明治時代の、女性教育家、津田塾大学の創立者である。
6歳の時に岩倉使節団のとしてアメリカへ留学。
17歳で帰国した後は教師として女子学生を教えた。
その後25歳でのちの津田塾大学となる女子英学塾を設立した。
北里柴三郎
野口英世→北里柴三郎
北里柴三郎は細菌学者であり、世界で初めて破傷風菌培養に成功。
さらに病気の治療や予防が可能になる血清療法を開発。
医学の中でも細菌学の分野において大いなる功績をあげた。
まとめ
今年の漢字が発表され、2024年は「金」に決定。
新紙幣の発行やスポーツなどから、裏金問題といったところまで、良くも悪くも金にちなんだ一年間だったのかもしれません。
今年も残り少なくはなってきていますが、皆様の今年の漢字は何でしょうか。
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